夢舞大橋は、世界で最大の大型浮体橋です。旋回式浮体橋として呼ばれるユニークな橋梁形式で、日本オリジナルの橋梁です。
大阪市は可動橋検討委員会を1992年に発足させました。委員長は小松定夫大阪大学名誉教授でした。1995年に亡くなられたので、
渡邊英一京都大学教授(当時)に引き継がれて技術的検討が行われ、ほかの形式として旋回式斜張橋などもありましたが、
地盤沈下の激しい埋立地に建造するため、反力を水で負担させる浮体橋を採用することになりました。検討スタッフは、大学関係者、
運輸省港湾技術研究所関係者、コンサルタント、橋梁メーカー(社)日本橋梁建設協会を代表して田中洋および安田義則氏が参画した。
同橋は2000年完成した。浮体橋の資料は少なくここに掲載して今後の建設の資料としたい。  短編映画:夢舞大橋(YouTube)

番号タイトル内容備考
6-1
大規模構造物の設計方法
旋回式浮体橋「夢舞大橋」
浮体橋の構造、旋回方法、実証実験、日立造船堺工場での組み立て、同工場から架設現場への曳航状況、
現場での一括架設を紹介する。
付録として浮体橋を琵琶湖横断橋として採用した場合の景観を作成した。
6-2浮体橋の旋回方法大型の旋回機械の設置は、埋立地に向かない。タグボートで旋回させるという奇抜なアイデアをアニメで表現した。
6-3夢舞大橋の旋回訓練ビデオ旋回訓練を時々行わないと職員もスキルを維持できない。2013年11月23日の夜間訓練(YouTube)
6-4防錆とメンテナンス計画IABMASで、大阪市が発表した。防錆は、浮体橋にとって非常に重要なテーマである。The Second International
Conference on Bridge Maintenance Safety and Management : Kyoto (Oct.18-22,2004)